過払い請求 特集

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過払い請求でおこる法律家とのトラブル

過払い請求を任せた弁護士や司法書士との間でトラブルがおこることもあるので、みなさんも十分に注意をしてください。

テレビやラジオ、雑誌などたくさんCMを出してるから良い弁護士・司法書士ではありません!

過払い請求を行う弁護士・司法書士事務所が最近、都内だけでなく地方でもテレビやラジオなどで数多くのCMを流しています。

過払いの手続きに慣れた先生がきちんとした仕事を行うのであれば問題はないと思うのですが、利益を追求するために、高額な報酬が見込める案件(高額な過払い金が発生している相談者)しか相手にしないという事務所もあります。

  • 小額の過払い金の返還請求
  • 同じ債務整理でも自己破産や任意整理などの手続きを希望する相談
  • ヤミ金問題などの相談

過払い請求以外の利益になり難い相談に関しては、「地元の弁護士・司法書士事務所に相談に行くように」などと断るなどの対応を取る弁護士・司法書士もいます。

たくさん広告を出しているから良い弁護士・司法書士ではありません。
多重債務者を食いものにする姿勢は、サラ金業者と変わりありません。

このページでは弁護士・司法書士とのトラブルをまとめています。

トラブルの主な内容

  • 十分に相談に乗ってもらえない
  • 弁護士や司法書士が直接、相談にのってくれない。
  • 過払い金の請求額が満額ではなく、半額程度で勝手に和解された。
  • 成功報酬が4~6割も取られた。
  • 費用の説明等がなかった。
  • ブラックリストに載ってしまった。
  • 借入先を全部書けと言われて、書いたら勝手に全部のサラ金を相手に過払い請求をされていた。
  • 高額な着手金を支払ったのに着手してもらえない。
  • 1年近く放置されている。
  • 取り戻した過払い金の返金額ごまかしなど

いくつかピックアップしてみていきます。

勝手に和解されることもある!?

過払い請求は素人でもできる手続きです。
訴訟を起こせば「過払い金満額+5%利息」は確実です。

しかし弁護士や司法書士の中には訴訟を起こすのが面倒だという理由で、訴訟前に貸金業者との電話交渉で、過払い金の5~8割での和解金で終わらそうとする人もいます。

取り戻せる過払い金が減ったしても弁護士・司法書士にしてみれば電話一本で戻ってきた過払い金の20%を報酬として受け取れるのですから、これほど楽な仕事はありません
わざわざ裁判をせずに、さっさと仕事を終わらせて次の過払い請求の案件に着手した方が効率よく儲けられると考えている弁護士・司法書士もいるのです。

勝手に和解で終わらされることだけはないように気をつけてください。

戻ってきた過払い金等の内訳が不透明という問題

弁護士や司法書士に依頼すると、過払い金はキャッシング会社から依頼者であるあなたに直接振り込まれるのではなく、一度、弁護士の指定する口座に振り込まれ、報酬や必要経費が差し引かれ(精算されてから)、その残りの金額が依頼者の口座に振り込まれることになります。

そのため、キャッシング会社から過払い金がいくら戻ってきたのかキチンと説明をしてくれない事務所もあります。ですから本当は100万円取り戻していたとしても50万円しか戻ってきませんでしたと言ってしまえば分からないですし、そこに気付かなければ損をすることになるでしょう。

ですので、和解をしたのであれば、キャッシング会社との和解書、弁護士に支払う費用についてもしっかりと内訳明細書を提示してもらうなりして確認することが必要です。

弁護士・司法書士に過払い請求を丸投げするのではなく、チェックすべきところは、しっかりとチェックし、過払い金を取り戻すように頑張りましょう。

悪徳弁護士や悪徳司法書士の被害に遭わないために

そのためにも、過払い請求の相談をする時には、
事前に相談する事項をまとめておきましょう。

上記のトラブルの内容から考えると、

  • 過払い金の返還までにどれくらいの期間がかかるのか。
  • 着手金、成功報酬、その他実費などの費用はどれくらいかかるのか。
  • ブラックリストに載ってしまうのか?載らない方法があるか。
  • 過払い金全額取り戻してもらえるのか。
  • 勝手に和解されるようなことはないのか。

これくらいは最低確認しておきたいところです。