払い過ぎた利息「過払い金」を取り戻そう!

一連取引と分断取引での過払い金の違い

一度完済したのだけれども、またお金を借りている人にとって過払い請求をする上で気になるのが一連取引が認められるか?ということ。

そして一連取引と個別取引とでは過払い金がどれくらい変わってくるのかと言うことではないでしょうか。このページでは、個別と一連取引とでの過払い金の差についてシミュレーションしていますので参考にしてください。

シミュレーションの条件

  • 第一取引 借入金50万円 金利29.2%(※1) 39回で完済
  • 第二取引 借入金50万円 金利25.55%(※2) 36回で完済
  • 第一取引と第二取引の間は3年間の空白期間有り
  • どちらも借入後はあらたな借入をせず毎月20,000円ずつ返済。
  • 過去のある一定期間でのシミュレーションです。

※1 プロ○スさんの'89/9~'95/10頃の金利を参考にしています。
※2 プロ○スさんの'96/10頃の金利を参考にしています。

第一取引を引き直し計算して過払い金を確かめてみると・・・

  1年後 2年後 3年後 最終返済時
入金額 240,000円 240,000円 240,000円 52,730円
元本返済 163,072円 194,972円 141,956円 52,730円
支払利息 76,928円 45,028円 9,296円 0
元本残額 336,928円 141,956円 0 0
過払い金 0 0 88,748円 141,478円

第一取引を完済したところで、約14万円の過払い金が発生しています。

第二取引が一連取引と認められると・・・

新たな借入、第二取引の50万円に第一取引で発生した過払い金を充当することができ、実際の借入は358,522円という扱いで計算をすることができます。

  1年後 2年後 最終返済時
入金額 240,000円 240,000円 235,724円
元本返済 190,665円 167,857円 0
支払利息 49,335円 12,858円 0
元本残額 167,857円 0 0
過払い金 0 59,285円 295,009円

過払い金の総額は約30万円。
またこれとは別に利息5%つけて貸金業者に請求することができます。

第一取引と第二取引が個別の扱いになってしまうと・・・

それぞれ別の取引と判断されてしまうと、第二取引は以下のようになります。

  1年後 2年後 最終返済時
入金額 240,000円 240,000円 235724円
元本返済 163,072円 194,972円 141,956円
支払利息 76,928円 45,028円 9,296円
元本残額 336,928円 141,956円 0
過払い金 0 0 88,748円

個別と判断された場合、第二取引では約9万円の過払い請求払い金となります。

第一取引と合計して、最終的に取り戻せる金額というと、

  • 第一取引での過払い金:約14万円
  • 第二取引での過払い金:約9万円

合計すると約23万円となり、一連取引の時と比べると7万円もの差があります。

また過払い請求をするタイミングが遅くなると第一取引で生まれた過払い金の返還請求権の時効(最終取引日から10年)を迎えてしまうこととなり、最悪の場合、第二取引で発生した約9万円の過払い金しか取り戻せないことになります。

一連取引に関するまとめ

一連取引が認められるか、認められないかで取り戻す過払い金に大きな差が出ることが分かったもらえたのではないでしょうか。

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